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大きく、広く。

芝居を観て、一画だけOB会のような初日打ち上げでおしゃべり。

3年越しのプロジェクトの第1弾企画の打ち合わせ。
そのまま交流会という名の飲み会。

訪問コンサートへ行く子どもたちに
ホールでやるコンサートへの招待状が思ってたよりうまく作れた。
私がごきげんな理由。

不愉快なことがあったんだけど、
でも他の楽しいことを思い出したら楽しくなったよ。

演出家たちの静かで熱い話を聞いてて、
とにかく楽しくて仕方なかった。
芝居にこんなにも愛情がある人たちが集う。心地よくて、わくわくした。
ほんとはこの3人はライバルなんだけど、そんなこと関係なくて、
とにかく良いものを創りたいという気持ちがひしひしと伝わる。
財団にはない、ポジティブな愛情。
なんとしても成功してやる!って思ったよ。
だから、辞められないんだなぁとと思ったよ。
私はこの人たちとならやれる、この人たちのためにやりきるって思った。

招待状はサンプルより、案外うまくいって、
心配してた封筒印刷もスムーズで
それだけでうれしくて仕方なかった。
輪転機にありがとうって言いたくなった。
そんで、受け取った時の子どもたちを想像して楽しくなった。

全部、全部、自己満足かもしれない。
だけど私は、なぜここにいるのかを、これで確認する。

たった2ヶ月ちょっとだというのに、大きく歪んでいる。
だれも気付かず、いや、みんな見て見ぬふり。
だれも責任を取ろうとしない。
私がやればいいと、必死にやっても、拭い切れない自分の無力さに苛立つ。
そして張り合いのない人々に虚しさが募る。

財団の人たちのためにやっているわけぢゃない。
だけど、私は所詮契約でしかなくて、
なんで私はこの人たちの職場を確保するためにやらなきゃなの…
って思っちゃうときがあって。
自分でお金を出して受けてるレクチャーを休んでまで
財団の人たちが舞台を少しでもわかってもらえるように
ワークショップを受けられるようにしても、
仕事でなければ忘れて来なかったりさ…
そんなことど~でもいいんだけど、
日々そんなことばっかり重なってると
好きだけぢゃいられなくなる日が来るんぢゃないかって考えちゃって。

だけどね、やっぱり私は好きだからここにいて、
やりたいことがあるからここにいて、
今はやりたいことが出来るからここにいて…

もっと大きく、広く見れば良いんだよね。
財団の人のためにぢゃなく、自分のためにやっているんだから。
自分が愛情を注いでいれば、違うところから
愛情を持った人に出会えるのだから。

by punyo_chihi | 2007-06-09 18:03  

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