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背中。

月に一度の勉強会。
10月は行けなかったから二か月ぶり。
今まで直にお会いした中では、たぶん毛色の違うプロデューサー。
でもおこがましいけれど、やりたいことというか、芝居に求めているものが近い方。
監督をやっている劇場の柿落としにキャラメルを呼んだ方。
自分は観たことなかったのに、みんなが観たいというから呼んだらしい。
そして実際に観たら、予想以上に面白かったと言っていた。

「みんなが観たいというもの」と芸術家がやりたいもの。
たぶんそこにはズレがあって、
どちらが正解というのはなくて、どちらも必要なもので。
ただ芸術家がやりたいものに関しては、
まだまだこの国には観る人が、観られる人がいない。
いろんなやり方があって、正解も不正解もなくて…
どちらの意見もたぶんありで。
目指すものはきっと同じなのだけど、アプローチが違うわけで。
先行く先輩方のどちらの意見も聞ける私は、
どちらの意見も取り入れて行って、自分の意見にしていけば良いのかな。

芸術であろうとなかろうと面白いと思えれば良くて。
私は芸術家になりたいわけではないから。
その面白いにもいろんな面白いがあって。
ただいろんな面白いがわかるようになったのは、
たくさんいろんなものを観るようになったからで。
いろんな面白いをわかってもらえるようになるには、
とにかく観てもらえるようにならなきゃダメなんだよね。
観てもらうにはどうしたら良いのか。
それは、先行く先輩方の背中を見ながら
自分で見つけて行くしかない。

by punyo_chihi | 2006-12-06 20:00  

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