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忘れてはいけない感覚。

このところ、些細なことだけど、気になることが続いた。仕事上で。
そう、こころの動きを察知出来ることに
素直に自分をほめると同時に、
ここで調子に乗らないように自分を戒めなければ。
登れた階段は降りないで済ますことは出来る。
でも上を目指し続けなければ、
そこで止まってしまうことも出来る。


今年の事業で、一本流れたものがある。
さらに、7月に公演なのに、今だ話が詰まらないものがある。
「7月のも流れてしまえばいいのにね」
言葉は違うが、そう言われた。
「でも二本も流れたら、キラリ的にどうなんですかね?」
と返してしまった。
さぞかし生意気に映っただろう。
ギャグだったのかもしれない。
だけど、言わずにはいられなかった。
どちらも形上は主催ではない。
うちの責任ではないから、と言われたらそうかもしれない。
だけど、だけど…
一度は広くはないにしろ告知したものだ。
そしてたった一本かもしれないが、
問い合わせだってあった。
責任がどこにあるのかなんて、市民には関係ないのだ。
一度やると言ったものを、中止することがどれだけ重大なことか。
しかも二本めだ。
待ってる人がたった一人でもいるのに、
二度も裏切るなんて、私には考えられない。
たしかに集客が難しいことなんてわかってる。
でもやらなければわからないことがあるし、
やったら何かをもたらしてくれるかもしれない。
最初から集客出来ないから…なんて、負けを認めたくはない。


別の話。
今うちで3週間近く劇団が稽古をしている。
実際の舞台でこんなに長く稽古出来ることが、どんなに大切なことか、
「劇場は作品を創り続けなければ死んでしまう」
劇場側からしても、作品を創っていることがどんなに大切なことか、
実際に目の当たりにし、こころから納得した。
だからそれを言ったら、お金の話しになってしまった。
いやいやいや、
たしかに私は劇場の人間だから、もちろん利用料収入を考えなければならない。
だけど、もちろんそこも必要だけど、
「劇場で作品を創造する」
ってことだって、お金には変えられない重要なことなんですよ。
文化に対する投資なんですよ。

一年前だったら、気にしなかったことかもしれない。
でも今は気になる。
ぢゃあ、どうしたらこの想いを理解してもらえるか。
二十そこそこの小娘が、生意気ととられないか…
だから、がんばる。
がんばるしかない。

by punyo_chihi | 2006-05-08 02:02  

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