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春琴

水曜日。
何が何でも休みたかった理由はこれ、春琴。
やっぱりふかっちゃんを観ないわけにはいかないでしょう。
チケ発売の頃は3月の予定を考える余裕がなく、チケットを取り損ねておりました。
前日に当日券が買えるサイトを見つけたけど、発売3分でアウト。
久しぶりに当日券に並びました。
遅くなっちゃったかなぁと思いつつ、発売40分前に到着すると7人めくらい。
よっかかっちゃいけないところにうっかりよっかかって待ってしまいました。
ごめんなさい。
あれよあれよという間に列が伸びてびっくり。
立ち見か迷ったけど、無事補助席購入。

一番後ろだったけど、距離が近いから遠さ感じず…
前の方が大きめで、高さで負けてしまった以外は、こんなに近かったかなぁと思うくらいによく観えた。
しかもほぼセンターで、立ち見にしなくて良かった。

美しい、とにかく、なにもかもが。
初演はプレビューを観たのだけど、
あのときよりいろいろなものがくっきり、はっきりしたような気がする。
作品って伸びしろがあると、こうして密度を強度をあげてゆくのだな。
釘付けというのはこういうことで、
その一瞬一瞬を逃すまいと思った。

春琴がふかっちゃんの肉体にかわるときのシーン、泣けた。
こうやってしか愛情を、表現出来ない春琴が可哀想にも思えるし、
それは同情ではなく、もっとやわらかな術を持っていたら、
誤解されずにすんだだろうし。
でも、私にはこういう表し方なんて出来ないから、うらやましくも思えて。
佐助と春琴、究極だなぁ。
お互い、なんて幸せものなのだろう。
人を想う気持ちってこんなにも人を強くするものだろうか。
あぁ、そんな人に出会えることが出来るのだろうか…ってのはたわごと。

観て良かった、本当に。
私の中でかなりの上位です。
ふかっちゃんの黒い服のシルエットがまた美しく、凛としていた。

こういう作品に出逢うと、ほほをぺちんとされる気がする。
まだまだやることがある、と。

by punyo_chihi | 2009-03-13 23:04  

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