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片付けられない女たち

引っ越しの準備を始めてもう何日?
気付いたら引っ越し日が迫っていて
むしろ明日もう鍵をもらえるのに片付かない。
我ながら荷物の多さにうんざり。
3年の間に増えた、というか、こちらに引っ越したときはどたばたで、
とにかく荷物の移動をしただけだったので、
一人暮らしを始めてからの荷物がたくさん。
これを機に整理しようと思っているのだけど、なかなか難しい。
どれだけ“もの”が溢れてる世に生きているのかを実感している。

私は片付けられない女な部類で、だけど多少は学習するもので、
何が必要なのか必要でないかは、何年か前よりかはわかってきて、
この部屋に引っ越してから、収納力のなさにそうならざるおえなかったし、
それでもその前までの塵も積もればがたくさんあって、
ちょっとやそっとぢゃ太刀打ち出来なかったりする。
あんまり時間がないので、しまいながら明らかにいらないものは捨てつつ分類して、
また出すとき整理して行こうと思う。
今年の目標は「整理する1年」だし。
洋服がそれが一番わかってきて、多少もったいなくともざっくり行くぞ。

この6年半、宿題も食事も仕事も全部同じテーブルでやって来て
それだといろいろやりずらいし、片付かないので、
次の部屋では基本スペースだけは分けようと思う。


片付けながら、たぶん大学のゼミの卒制で集めた資料が出て来た。
1期生の卒業公演のパンフが出て来て、おりざさんの文章で泣く。
たしかにあのときも、その大きな愛情に感動したが、
あのときと、また違った伝わり方をする。
カガクのときのパンフには「20年後の演劇界の縮図」とあり、
ノートのときは「設計図」とあった。
私たちがどれだけ愛情を受けて学んで来たのか、そのときはわからなかったことも、
卒業してからの距離が離れれば離れるほどに実感が深くなっていて、
それとともにどれだけそのことを理解出来てなかったかということに哀しくなる。
たぶん、伝わってはいたの。
ただ、私は頭の切れがすこぶる悪いし、おごった人間だったので、それを生かしきれてはいなくて。
だから、それでも私を見捨てなかった先生たちや友たちには感謝するばかりなのです。
あの大学に入っていなければ、そこで出会った人たちに出会ってなければ、今の私はいなくて。
さらにあと15年後におりざさんの描いた縮図になるかならないかは、
まいてもらった種を育てられるかられないか、なんだと思う。
私はほんとに賢くないけれど、賢くないなりに、というかばかだから、
とにかく走り続けてみるしか出来なくて、
たぶん私にはそれしか出来なくて、
そして私は幸運なことに、今は走り続ける場所があるので、
私は私の出来ることでその設計図を実現したいと思う。
いい意味で裏切りながら。

な~んて。
でもこうやって誰かの愛情を感謝して生きていくのです。

by punyo_chihi | 2008-03-17 23:41  

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