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まことに遺憾ながら

私の勤めている劇場にある水の広場への入水が禁止になった。
子どもに棘が刺さって、苦情が来て、相手が運悪く
いざこざしてしまったのがきっかけだ。
今日の水場は静まり返り、さびしい光景だった。

旧館長は、私をご飯に誘ってくれ、
事情を説明してくださり、想いも語ってくださった。
私があの水場に対して、新館長とぶつかっていたのを
知っていたのもあるだろう。
建築から関わっている旧館長は、
経緯まで全部説明してくれた。
「禁止にしました」って事後報告だけでなく、
ちゃんと説明してくれて、
内部がどうこう言っても行政は動かない。
市民の声が上がれば行政は動く。
それまで待つしかない。
今のままでは、安全に遊んでもらえないから。

昨日、旧館長からメールをもらったときは、凹んだ。
恐れてたことが起きてしまった。
でも、旧館長がその対応で嫌な想いをしていたのも知っていたので、
何もいえなかった。
今日、現館長から事後報告だけされたときも、何もいえなかった。
だけど、これだけ返した。
「他の選択肢はもうないのでしょうか。
劇場は人が来なかったら死んでしまいます。」
これに対して、旧館長はちゃんと答えてくれた。

「水場じゃなくて、ソフトで遊びに来てもらえるようにがんばらなければ」
私に出来ることはこれだけなのだ。
私の仕事はこれなのだ。
この感謝を伝えられるは、これしかないのだ。
一番下っぱなのに生意気で、こんな私に、
こんなにちゃんと説明してくれた旧館長。
「不本意だけど・・・」と話してくれた顔はさびしそうだった。

逆風が強いほど、燃えなきゃね。

by punyo_chihi | 2006-07-03 21:45 | にっき。  

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