私には何もありません。

私には何もありません。
頭がいいわけでもありません。むしろばかです。
かわいいわけでも、美人なわけでもありません。
とりたてて優しくもないし、いい人でもありません。
歌がうまいわけでも、絵がうまいわけでもありません。
台本が書けるわけでも、文章が書けるわけでもありません。
演技が出来るわけでも、人を笑わせられるわけでもありません。
彼氏もいないし、父親もいません。
お金もちでもありません。
人より秀でているものも、自慢出来るものもありません。
私には何もありません。
だから必死に生きる他ないのです。
必死でしがみつくほかないのです。

私にはまっすぐ進む術しかありません。
夢にも恋にも・・・
賢くないから、好きな人の前でかわいらしくすることも
苦手な人の前で笑顔でいることも出来ないのです。
自分に嘘をつくことも、人に嘘をつくことも出来ません。
でも、さびしくても、さびしいと言えません。
器用ぢゃないから、自分を守る術も知りません。
体当たりしか出来ないのです。

だから、たまにまっすぐに進めなくなってしまいます。
必死に歩けなくなってしまいます。
ここにいていいのか、わからなくなってしまうのです。
傷だらけになって、逃げてしまいたくなるのです。
だけどうまく逃げる術がわからないから、そこで立ち往生していまいます。
するとそんな私には、意味がなくなってしまいます。

私には何もないから必死に生きるしかない。
だから、必死に生きられない私には何の意味もない。

器用になりたいとか、賢くなりたいとかそんな高望みはしません。
私にはこうやって生きていく術しかないから。
でももう少しだけ、痛みをやわらげる方法を知りたいのです。
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by punyo_chihi | 2004-12-12 16:50  

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